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おすすめの医療漫画20選ー医師編ー

漫画ジャンル中で多大なる人気を誇り、アニメ化やドラマ化もされることが多い医療系の漫画。

医療漫画は、命の尊さや人間のドラマが描かれたジャンルであり、医療現場のリアルな描写や感​​動的なストーリーを楽しめる作品がたくさんあります。

医師や看護師、患者の視点、日常ではあまりにも見れることのできない医療の裏側や人間関係の葛藤が描かれることで、読者に深い共感や学びを与えてくれます。

今回は、おすすめ医療漫画の中でも主人公が医師であるオススメの作品20選ご紹介します。

目次

医療漫画ー医師編ー

ブラックジャック

作者手塚治虫
巻数秋田文庫:全17巻  手塚治虫文庫:全12巻
出版社秋田書店
掲載雑誌週刊少年チャンピオン

ブラック・ジャックは、天才的な外科医で、死の危機にさらされた重症の患者を、いつも奇跡的に助けます。しかしその代価として、いつも莫大な代金を請求するのです。そのため、医学界では、その存在すらも否定されています。

人里離れた荒野の診療所に、自ら命を助けた助手のピノコとともに、ひっそりと暮らすブラック・ジャック。彼の元には、今日も、あらゆる医者から見放された患者たちが、最後の望みを託してやってくるのです。

引用:TEZUKA OSAMU OFFICIAL

医療漫画の金字塔、手塚治虫による『ブラック・ジャック』は医療漫画を語るうえでかかせません。
1973年から1983年まで『週刊少年チャンピオン』に連載されました。天才的な無免許の外科医であるブラック・ジャックが、さまざまな病気や怪我を持つ患者を治療する一話完結型の物語です。
『ブラック・ジャック』の最大の魅力は、医療と人間ドラマの融合です。
手塚治虫特有の人間ドラマが展開され、医師としての使命感、倫理的なジレンマ、命の価値など、深いテーマを楽しむことができます。
医療の枠を超えたテーマを扱い、人間の本質や社会の問題に鋭い視点を持って読者に問いかけ続けるこの作品は、時代を超えて愛される作品です。

ブラックジャックによろしく

作者佐藤 秀峰
巻数完全版:全13巻 モーニングKC:全13巻
出版完全版:佐藤漫画製作所 モーニングKC:講談社
掲載誌モーニング

名門「永禄大学医学部」を卒業した斉藤英二郎(妻夫木聡)は、永禄大学附属病院で研修医として働くことになった。医師になるには医師免許を取得してから2年間、実際の現場の指導医の元で臨床研修を受けなければならない。しかし、月給は3万8千円。上京して一人暮らしをしている英二郎はそれだけでは当然足りない。そのために、他の病院で夜間救急の当直医のアルバイトをすることになるが、結果として厳しい日本の医療事情を身を以て経験することとなる。

研修医・英二郎が持つ理想の医療現場とは掛け離れた、病院が抱えている矛盾や医療問題に、苦悩しつつも懸命に立ち向かっていく姿を描いていく。

引用:Wikipedia

『ブラックジャックによろしく』は、佐藤秀峰による医療漫画で、医師としてのリアルな現場や、日本の医療システムに潜む問題を描いた作品です。
特に、日本の医療制度における組織的な問題や、限界的な労働環境、給付主義的な医局制度、医療事故に対する責任の所在といったテーマが頻繁に取り上げられ、研修医としての斉藤の成長過程がみえます。患者との関わり方、医師としての使命感、命の重さといった根本的な問題もテーマとして捉えられており、医療漫画に留まらず、社会問題への鋭い批判や問いかけも含まれています。
医療現場のリアルな側面を描く瞬間、読者に対して医療制度に対する問題提起を行うような深い作品です。

コウノドリ

作者鈴之木ユウ
巻数全32巻
出版社講談社
掲載誌モーニングKC

出産は病気ではない。だから通常の出産に保険はきかない。

産科医療は怪我や病気を治す訳ではない。なので通常の出産に産科医は必要ない。

だが、何かが起こりうるから産科医は必要なのだ——。

年間約100万人の新しい命が誕生する現場の人間ドラマ、開幕!
引用:モーニング 講談社

アニメ化・実写化もされた大人気作。
産婦人科とピアニストの二足の草鞋を履いた産婦人科医が主人公。
普通の分娩から早産、未熟児、障害児など様々な出産に立ち会い命について問われます。
家族に関すること、妊娠時の葛藤や苦労など生きることや命について深く考えさせられる作品。

医龍

作者:乃木坂太郎 原案:永井明
巻数全25巻
出版社小学館
掲載誌ビックコミックスペリオール

かつてNGOで、世界レベルの医療チームを指揮していた唯一の日本人・朝田龍太郎。所属大学からは異端として追放されていたが、日本医療の改革を企てる明真大助教授・加藤晶の下、新たな医療チームを作るべく、再びメスを執る。実は、出世に朝田の腕を利用したい加藤…同床異夢の“共犯者”二人は、明真大学病院でどう立ち向かう!?

引用:小学館

『医龍 -Team Medical Dragon-』は、乃木坂太郎が作画を、永井明が原案を担当した医療漫画で、天才心臓外科医・朝田龍太郎の活躍を描く物語です。物語の中心は、医療の最前線で起こる人間ドラマや、組織内部の権力闘争が繰り広げられる大学病院が舞台となります。
朝田は、新たに結成されたチームを率い、難手術「バチスタ手術」(心臓の特定の部分を修正する超難関手術)を行いながら、患者の命を救うために奮闘します。医師や看護師たちと共に、困難な手術や医療界の問題に挑む一方、組織内での激しい権力争いや病院内の陰謀とも戦う姿が描かれます。

JIN

作者村上もとか
巻数全20巻 文庫版:全13巻
出版社集英社
掲載誌スーパージャンプ


南方仁は東都大学附属病院に勤める脳外科医である。ある日、彼が頭部裂傷の緊急手術を執刀した患者が、病院を脱走しようとする。患者と揉みあう内に仁はなんと幕末の1862年にタイムスリップしてしまった。電気も消毒薬も抗生物質もない世界で、医師南方仁の戦いが始まる。

引用:集英社

南方仁は、現代の医学知識を持ちながらも、当時の限られた医療環境の中で治療に取り組まざるを得ません。彼は、現代の医療技術と幕末の技術を組み合わせ、コレラなど数々の患者を救っていきますが、次第に歴史の流れに影響を与えていることに気付きます。また、タイムスリップした理由や元の時代に戻れるのかといった謎が物語を通じて描かれ、葛藤しながらも人々を助けていく仁の姿が感動的に描かれています。

神様のカルテ

漫画:石川サブロウ 原作:夏川草介
巻数全2巻
出版社小学館
掲載誌ビッグコミック

栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
 そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、死を目前に控えた高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。

引用:小学館

大人気小説の神様のカルテのコミカライズ版。
活字で読むのとはまた違い、漫画ならではの想像のしやすさ、表現をしっかりされています。
小説と一緒に漫画版も楽しんでみてください。

Dr.コトー診療所

作者山田 貴敏
巻数全25巻
出版社小学館
掲載誌ビックコミックオリジナル

五島健助は優秀な医師で、東京の大学附属病院に勤めていたが、とある理由から離島の古志木島の診療所に赴任する。島は3ヶ月の間無医村状態で、過去に良い医師が来たことがなかったからか、あまり歓迎されなかった。また、4か月前から来ていた看護師の星野彩佳から、診療所に来る患者は少なく、来ても応急処置だけを受けた後、船で6時間かけて本土の病院へ行くことを聞かされる。

実際になかなか患者が来ない中、島に来るときに運んでもらった漁師・原剛利の息子が最初の患者となり、これを見事な手術で助ける。原は、お礼として診療所に看板を贈るが、名前を間違えられていて、看板は「Dr.コトー診療所」となっていた。

それ以後、五島は多くの患者の治療とその人柄により、島民の信頼を得ていくことになる。

引用:Wikipedia


物語の中心には「医療に対する情熱」と「人々の絆」があり、都会の最先端医療と対比される形で、離島医療の厳しさや重要性が強調されています。
最初はなかなか島民に受け入れられませんでしたが、主人公のそのまっすぐさや純粋さ、その医者としての腕で徐々に打ち解けてきます。五島が困難な医療環境の中で奮闘し、命の尊さや医師としての責務を問いかけるシーンや、医療だけでなく、島の自然や住民同士の温かい交流も描かれており、読後感は心温まるものとなっています。

19番目のカルテ

漫画;富士屋カツヒト 医療原案:川下剛史
巻数既刊:10巻
出版社コアミックス
掲載誌ゼノンコミックス

物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れる、3年目の女性医師・滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医者のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に、患者という“人間そのもの”を診察し、治療する総合診療医・徳重が現れる――!

引用;ゼノン編集部

世の中にはいろんな病気や症状があるが、何科にかかればよいのかわからない。色んな所で診てもらったけれど原因がわからないなど、そんな人たちのために何科を診療するべきか見極める総合診療医。医療者としてどのように患者と関わっていくべきか、いかに他職種と連携をするべきか。とても考えさせられます。医療と関わったことがない人も、医療従事者にもとてもおすすめの作品。

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見

漫画:恵三朗  原作:草水敏
巻数既刊28巻
出版社講談社
掲載誌アフタヌーンコミックス

その医者は極めて優秀な変人である。
岸京一郎、職業・病理医。
癌患者にとって自身の命を託すことになるその男は、患者と顔を合わすことなく精確な診断を下していく。
──直接会わずに済むことは、患者にとって福音である。

引用:アフタヌーン公式サイトー講談社

主人公の職業・病理医とは、病理診断という患者の疾患の確定診断を行う医師のことです。患者の組織や細胞を採取・分析し疾患の特定を行います。直接患者と関わる医師ではないが、とても重要な役割です。
患者との関係や医療問題、製薬会社、病院など色んな考えや思惑などドキドキする展開がまた面白い。
なかなか病理医を主人公とした作品はなく、また別の視点から病院や医療を見ていくことができる作品。

Dr.DMAT~瓦礫氏の下のヒポクラテス~

原作:高野洋漫画:菊地昭夫
巻数全11巻
出版社集英社
掲載誌グランドジャンプ

典型的な『神の手』設定に分類されるものではあるが、近年注目される都市型巨大地震や津波、火災などの現場で災害医療、いわゆる「瓦礫の下の医療」に尽力を傾ける「災害派遣医療チーム(DMAT)」の奮闘を細やかに描いた作品である。DMATの使命は、災害現場で、被災した人々の「命をつなぐ」ことにあり、十分な医療環境の整えられていない中で一刻を争う人命救助の最前線で働く彼らの成長を描くヒューマンドラマである。なお、本作品では日本DMATではなく東京DMATが舞台である

引用:Wikipedia

DMATとは「災害派遣医療チーム」のことで、災害発生から48時間以内に活動する医療チームのこと。災害時には第一線でトリアージや応急治療、災害拠点病院などでの支援を行います。
どことなく頼りない内科医が主人公であり、主人公そんな過酷な現場で動くDMATの主人公の成長や葛藤をみることができ、つい応援したくなる作品。医療者でなくてもわかりやすく、夢中で読むことができます。

アンメット ある脳外科医の日記

漫画:大槻閑人原作:子鹿ゆずる
巻数既刊16巻
出版社講談社
掲載誌モーニング

脳外科医・三瓶友治は、アメリカの病院でトラブルを起こしたせいで、解雇されてしまう。その後、三瓶は日本の丘陵セントラル病院にやって来る。 病院の仮眠室に住みつき、ワーカホリックな三瓶は、患者の「脳」だけではなく、人間を診るのだった。

引用:Wikipedia

作者自身が元・脳外科医であったということから脳外科というものがリアルに感じることができる作品。
昨日の記憶が思い出せない記憶障害を持っている医師が登場するなど、脳疾患というものがどういうものなのか、回復だけでなく後遺症についてもしることができる医者・患者の戦いをかんじることができる作品。

Shrink~精神科医ヨワイ~

漫画:月子原作:七海仁
巻数既刊13巻
出版社集英社
掲載誌グランドジャンプ

パニック障害、うつ病、発達障害、PTSD…。
心に病を抱えながらも、誰にも相談できずに苦しんでいる潜在患者が数多くいると言われる、隠れ精神病大国・日本。その自殺率は先進国では最悪レベル。なぜそのような事態に陥ってしまっているのか…。精神科医・弱井幸之助が、日本の精神医療が抱える問題に向き合い、人々の心の影に光を照らす!

引用:集英社 グランドジャンプ公式サイト

精神科医が主人公の作品。患者の問題は多岐にわたり、家庭問題や仕事のストレス、過去のトラウマ、対人関係の悩みなど、心理描写が緻密に描かれることがこの作品の大きな特徴です。
主人公の患者に対する接し方や声掛けの仕方は読んでいるこちらも癒されます。

プラナタナス実

原作東本俊哉
巻数全10巻
出版社小学館
掲載誌ビックコミック

少子化、モンスターペアレント、コンビニ受診…

“心のコスパ”が悪い医療現場でやさしい笑顔で向き合う小児科医・鈴懸真心。

0歳〜15歳、約1500万人…

これは、“ゆりかごから大人になるまで”の子供たちと、その家族に寄り添う小児科医の物語。

引用:BIGCOMIC BROS.NET

小児科医が主人公の作品。
家族の絆やそこに関わる医師・医療について描かれています。主人公の子供への向き合い方はいろいろと考えさせられます。子供だけでなく、その親まで癒す姿が描かれています。
おかっぱの男性医師でありなかなか癖のある主人公ですが、魅力的に感じてきます。

真夜中のこじか

漫画:あおきてつお原作:北原雅紀
巻数全5巻
出版社小学館
掲載誌ビックコミック

17年前、弟の命を救ってくれた医師・土門大吾に強い憧れと感謝の念を持って小児科医になった朝比奈伴美。念願通り土門小児科クリニックで働き始めるが、24時間診療のその職場はまるで戦場のような忙しさでエース医師が退職する中、院長の大吾も過労がたたって病に倒れる。院長代理として現れた土門健吾は病院を独断で夜間専門の体制に変えてしまう。当初は24時間診療にこだわる伴美だが、肝要なのは24時間の病院を作ることではなく、24時間の医療体制を作ること、そして医療の質を上げる努力を忘れないことと気づく。慢性的な医師不足で危機に瀕する日本の小児医療の現場。
未来を担う子ども達のため伴美は今日も奮闘する

引用:小学館

24時間体制の小児科で勤める朝比奈伴実が主人公。小児科ではいろんな子供とその親がくる。
小児医療は過酷でくじけそうになるものの、そんな中頑張っていく主人公を応援したくなる作品。
小児科の現場における問題が分かりやすく描かれている。

リエゾン 子供の心の診療所

漫画:ヨンチャン原作:竹村優作
巻数既刊18巻
出版社講談社
掲載誌モーニング

遠野志保は小児科の研修医。遅刻や忘れ物の常習犯だ。見かねた研修担当医から、系列の小さなクリニックに“飛ばされる”。

そこで志保を待ち受けていたのは風変わりな児童精神科医・佐山だった。志保は唐突にある診断を下されて……。

大人も子供も生きづらさを抱える現代——。悩める親子に向き合う“児童精神科医”を描く、新たな医療漫画がスタート!!
引用:モーニング 講談社

児童精神科とは、18歳(高校卒業)頃までの子どもを対象に、心のトラブルや精神疾患を診療する医療機関のことです。患者は不登校・発達障害、虐待によるものなど様々な問題を抱えた子供から、その親に対するケアも対象となります。家庭環境、学校、周囲の環境などさまざまな問題に触れていく。
読者も身近に感じる問題、周囲の人に対する接し方などいろいろと考えさせられます。
精神かにかかることをためらわれている人や、精神的問題を抱える現代人に読んでもらいたい作品。

放課後カルテ

作者日生マユ
巻数全16巻
出版社講談社
掲載誌BE・LOVE

拒食症、ナルコレプシー、ベル麻痺――…、
小学校にはあなたの知らない病気で溢れている。
子供たちの未来を守る最後の砦「保健室」に
謎の問題医・牧野先生がやってきた! 
小学生たちの身近に潜む、名も知らぬ病気の数々――。
口も態度もでかい謎のドクター・牧野先生が
だれもが見落としてしまう小さな病気のサインに
どこか冷めながらも(?)向き合うようですが……!? 
あなたの知らない新医療ドラマ、診療開始!!!

出典:講談社コミックプラス

小学校の産休に入った養護教諭の代理で派遣されることになった小児科医が主人公。
無愛想でとっつきにくい主人公が子供たちと関わるうちに成長していく姿も見ることができます。
児童は大人のように言葉にして身体の変調を訴えることができないが、医師だからこそ迅速に児童の異常に気付くことができ、すぐに対処していく姿には爽快感を覚えることができる作品。

病室で念仏を唱えないでください

作者こやす珠世
巻数全7巻
出版社小学館
掲載誌ビックコミック

「縁起が悪い!!」
「まだ生きてるよ!!」
なんて物を投げられたりしますが、
仏の教えは、よりよく生きるために役立つはず…
そう願う坊主が、救急病院にいます。

お肉も食べます。お酒も飲みます。
残さずおいしくいただくのです。
遅刻もします。つい怒っちゃいます。
なんでしたら、頭を丸めてお詫びいたします。

患者の命を救い、仏の教えを説き、ときに弔う。
生と死の「あっち側」も「こっち側」も、
僧侶にして救急医・松本照円におまかせあれ…!?

引用:小学館 

主人公は袈裟を着た医者、僧侶でありながら救急救命医と珍しい設定。
どことなくコミカルなタイトルですが、人生とは命とは考えることができる重いストーリーとなっています。
病院という場所でお坊さんというのは死を連想し不吉と思う方も多いですが、命と密接な場所だからこそ説法が生きる力にもなるのでしょう。
ギャグもありシリアスもあり、とても深い作品です。

ラジエーションハウス

漫画:モリタイシ原作:横幕智裕
巻数既刊16巻
出版社集英社
掲載誌グランドジャンプ

診療放射線技師・五十嵐唯織。CTやMRIを撮る腕は超一流だがコミュ障の彼は、憧れの幼馴染・甘春杏が放射線科医として勤める病院に採用される。そこで、彼女を技師として支えようとする唯織だが…!? 視えない病を診つけ出す、画像診断医療コミック開幕!!

引用:集英社

放射線科医が主人公。放射線科医とはCTやMRIなどで撮影した画像をもとに病気の診断をし治療する医師のこと。
放射線技師とはまた別であり、医師免許が必要となる資格です。
あまり知られていない放射線科の仕事についてわかりやすく説明しており、また、その画像診断がいかに医療をするにあたって大切かがよく知ることができます。
初恋の人に一途な主人公で、恋愛要素もたくさんあり楽しめる医療漫画としても恋愛漫画としても楽しめる作品。

テノゲカ

原作:詩石灯 漫画:新井隆広 監修:市原理司
巻数既刊6巻
出版社小学館
掲載誌少年サンデー

その日、病院に運び込まれた男性は、
事故で右腕が切断されていた。
絶望する男性の息子に救急スタッフが告げる。
「再接着手術を行います――」
「くっつくんですか…父の右腕が!?」
不可能を可能にするのは
【手専門の医者】。

【手外科医】手塚一心。

凄腕の手外科医が手をつなぎ、人生をつなぎとめる。
新時代の人生賛歌医療譚、開幕。
引用:小学館

整形外科の中でも手を専門とし、神経や血管の縫合など微小手術する『マイクロサージャリー』。日本では知名度の低い分野を専門としている主人公。かなり凄腕の主人公ですが、患者にしっかり寄り添い傾聴することができる医師。
その人の職人・ピアニストなど職業・生活を中心に考えて治療していく姿に感銘を覚えます。

麻酔科医ハナ

漫画:なかお白亜監修:松本克平
巻数全6巻
出版社双葉社
掲載誌アクションコミックス

現在の医療崩壊の最大要素のひとつである医師不足の中でも深刻なのが「麻酔科医」不足。その激務と日常を、大学病院の麻酔科医・華岡ハナコを主人公に、時にシリアスに、特にコミカルに、すさまじいリアルさで描く。激務・安月給・セクハラ…きっつい仕事と思いながらも、今日もハナコは元気に麻酔をかけるのだ!

手術など麻酔を使用する場面で活躍する麻酔科医。あまり知られていないが、麻酔科医は人数も少なく、かなり責任の重く過酷で孤独な職業。
そんな過酷な現場でも屈することなく頑張っていく主人公。
そんな大変な仕事をしている姿を重すぎず軽すぎず、ちょうどよく読むことができる作品。

まとめ

おすすめの医療漫画20選を紹介いたしました。

医療の世界を描いた漫画は、エンターテインメントとして楽しめるだけでなく、医療現場の現実や人間ドラマを深く理解するきっかけにもなります。ぜひ、今回ご紹介した作品を手に取って、その魅力を感じてみてください

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